a taste of five stars 「伍星風味」
明慧 展 Borchigen
gegenbilige Exhibition
2009.7.16(Thur)-7. 24 (Fri) (土日、祝日休館)
10:00-18:00
7 . 23(Thur) 16:30- ギャラリートーク開催
明慧
(Borchigen
gegenbilige)
内モンゴルからの留学生が見た、中国のイメージと現実のギャップを主張する絵画展。
現代アートで、色々な表現が盛んになっていますが、私が強く影響を受けたのは批判性を持つアートでした。
本展覧会は「アートの批判性についての研究」の試みです。中国の町に見える広告看板の内容を題材にして、中国の文化財と組み合わせた作品です。「伍性風味」は五つの部分から構成されたものです。赤い色は新中国の共産主義、また共産主義革命の代表的な色ですが、赤く描かれた人形は中国の重要な文化財で、漢文化の代表的な遺産です。
「伍性風味」の最初の形は私が内モンゴルにいる時に考えたものです。人形が持っている広告看板は道にストレートでう置かれています。これを見た瞬間気になりました。内モンゴルの80%の人口は漢民族です。漢文化、漢民族が内モンゴルにどんどん増えるに従って、モンゴル人、モンゴル文化が同化されていきます。
「万里の長城」は中国人の精神の代表だとよく言われます。何年か前の「人民?」(中国の紙幣)の裏面に「万里の長城」が載せられたことがありました。しかし、万里の長城はモンゴル人にとって何となく不自然さとギャップを感じます。この不自然さとギャップは「長城」だけで感じられません。
本展覧会は企画者本人の作品展示に通じて、現代アートとして、新しい表現を探した試みであり、それに加えてある程度の認識、世界観、人間性などを表現したと思われる。
展示会上の様子はコチラから